近年、会社の法令遵守(コンプライアンス)が叫ばれるようになりました。
会社は、以前にも増して、法令や定款、株主総会の決議などを守って行動することが求められています。
それでは、株式会社で経営責任を負う「取締役」はどのような役割を持つのでしょうか。
取締役はすべての株式会社に置く必要があり、株式会社のため忠実にその職務を行うよう定められています。
また、取締役は対内的に会社を代表する立場にあり(※対外的には代表取締役が代表します)、他の取締役や代表取締役などの業務執行を監督し、会社に損害を負わせないよう業務執行について決定します。
取締役の氏名は、登記簿に記載する方法により公示され、代表取締役は住所及び氏名が公示されます。
会社に関係する法令としては、会社法、不正競争防止法、独占禁止法、労働基準法、刑法などがあり、取締役に就任する場合、それらの法令や職務についてきちんと理解し行動することが大切です。